第1回 NECソフト かがやきキャリアフォーラムを開催

近年、様々なメディアで女性の積極的登用が論じられるようになりました。
NECソフトでは、女性管理職の会(C-Wing)が中心となって、女性社員の活躍推進へ向けた活動を開始し、2008年2月8日(金)にはその一環として「第1回 NECソフトかがやきキャリアフォーラム」を開催しました。フォーラムには、女性社員だけでなく関心の高い男性社員も含めて大勢が参加しました。
第1部では人事総務部からNECソフトの女性社員の現状について説明が行われ、女性社員活躍推進へ向けたメッセージも発信しました。第2部では、ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社 代表取締役髙松和子氏の講演が行われ、ソニー株式会社での勤務時代から様々な経験を積み重ねてキャリアアップしていく髙松氏の話に、参加者は大きな感銘を受けました。

女性の有志によってスタートした女性管理職の会(C-Wing)
女性管理職の会(C-Wing : Career for Women in NES Groupの略)は、女性管理職同士の意見交換、管理職としての自己啓発、後輩女性社員たちへのアドバイザー役となることを目的とし、NECソフトの内海房子 元執行役員(現在はNECラーニング株式会社 代表取締役 執行役員社長)の呼びかけで2002年に発足しました。現在は30名の女性管理職で活動しています。他社で経営幹部として活躍する女性を招いた勉強会を定期的に開催するほか、2006年からは中堅女性社員を対象にC-Wingのメンバーと人事総務部のメンバーを交えた意見交換会を実施するなど意欲的に活動を行っています。

第1部 女性社員の活躍を推進するNECソフトの取り組みについて
前半の第1部では、人事総務部小々馬シニアマネージャーから「当社の女性社員の現状と事例から見る当社の母性保護制度」と題した説明がありました。多くの企業で女性への期待が高まっている状況が紹介され、続いてNECソフトにおける女性社員の就業状況を説明しました。説明では、他社同様NECソフトでも (1)社員の男女比を見ると新卒で入社した時から年を追うごとに女性が離職する割合が男性より高くなる、(2)女性は会社で一番活躍できる年齢に差しかかかるところで結婚や出産などライフイベントを迎え、今後のキャリアに迷いが生じる、(3)女性はどうしても昇進で足踏みしがちなこと、などの傾向が見られると指摘しました。これまでに実施した意見交換会や社員意識調査の結果からも、結婚や出産を理由に退職する女性も「仕事を続ける意欲」は高く、就業し続けていれば会社の重要な戦力となる可能性が見て取れます。また、女性には男性に比べて「仕事を続けていく自信を持てない」という意見が多いことも分かりました。これにはロールモデルの不足、つまり、誰かを見習いたくても女性の先輩が不足しているという事実が影響しているようです。今後はこの点を改善するための施策を行っていくことが効果的だといえます。
NECソフトでは (1)妊娠中の通勤緩和・休憩措置、 (2)妊娠通院休暇、(3)産前・産後休暇、(4)育児休職・短時間勤務制度といった母性保護制度を整備し、女性の就業継続に努めており、女性のリーダー職やマネージャー職以上が順当に増えています。しかし、今後さらに女性社員の登用を拡大していくためには、制度運用面の課題への着手、ロールモデルの示唆・ワークライフバランスの推進などを含めた継続的な支援が必要であり、人事総務部からの説明の中でもこの点を指摘しました。

第2部 基調講演「キャリアとライフイベント(結婚・出産・育児等)の両立を目指して」
~ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ代表取締役 髙松和子氏のご講演~
髙松氏は大学を卒業後ソニー株式会社に入社、以来20年ほどの間に次々と役職を経験され、本社部門で様々な事業の戦略企画などを担当された後、現在の会社に移り、現職になられました。髙松氏は講演の中で「なぜ働き続けたのかと問われれば、答えは仕事が面白かったからの一言につきる」と話され、新入社員のころにある仕事の担当を任せてもらえたことがきっかけで、そこから生まれる責任感、完成したときの達成感、仕事を通じて知識やスキルが増える喜びに魅了され、キャリアアップにつながったことを紹介されました。

周囲に助けられて女性のライフイベントをクリア
出産や育児と仕事との両立については、家族や周囲の助けを得られれば幸運だが、自分で工夫することも大切だと述べられました。また、「仕事と家庭のすべてで完璧を目指ざそうとしない(しかし帳尻は合わせる)」「仕事の効率化と優先順位を意識して、家事は出来るときにやる」「週末はしっかりリフレッシュして健康に気をつける」といったポイントも紹介されました。
キャリアアップは直線では進まない
キャリアアップの道のりについては、ご自身のキャリア成長曲線をご説明されました。新しい仕事に挑戦して責任が高まる時には「やる気」がぐっと上昇し、仕事が軌道に乗って慣れが出てきた時や迷いがある時には「やる気」も横ばいになっていたこと、キャリアアップはその繰り返しで階段状の成長曲線に沿って進んできたことが紹介されました。ご自身のモットーは「約束事を絶対守る」「物事を曖昧なまま終わらせず、必ずケリをつける」「同じ事をずっと続けない」であるとのこと。また、「会社や上司からの仕事のオファーは断らず挑戦すべき」むしろ「失敗を恐れてチャレンジしないことのほうがまずい」といった参加者へのアドバイスもありました。
後輩へのエール
会場には女性社員とともに男性社員の参加者もいましたが、髙松氏は最後に「キャリアが上がると視界が開けていろいろなことが見えてくる、自分の意思で動きやすくなる、チームを組んでいろいろなことを変えていける」と、キャリアアップの魅力について話されました。また、「人の上に立って責任を持つことは怖いことではない、自分で全てをやろうとするのではなくチームで進めて欲しい」「青い鳥を探すのではなく今の仕事をしっかりやることからキャリアを開拓していって欲しい」とエールを送られました。











