社員ディスカッション2

生産革新活動をはじめ、「現場力」を高める様々な取り組みが行われるなか、NECソフトは最近どう変化しているのか、7名の社員が語り合いました。
テーマ1:まずは、地元の方々に知っていただく
- 川崎
- まずは簡単な自己紹介から始めましょう。私は、今日司会を務めさせていただきます川崎です。入社以来20年近く製造業のお客さま向けにSIの仕事をしていましたが、その頃のスキルと、ITC(ITコーディネーター)の資格を活かして、現在では営業本部で様々なミッションに携わっています。
- 川名
- 営業本部の川名と申します。私は、営業推進グループに所属しており、主にnecsoft.comという当社サイトの制作・管理や、製品・ソリューションカタログの制作などを担当しています。入社5年目になります。
- 荷田
- 製造プロセスソリューション事業部の荷田(はすだ)と申します。入社2年目です。現在の業務内容は、飲料業界向けWebアプリケーションシステムの構築と、機能改修、保守が主体になります。
- 深尾
- 荷田さんと同じ製造プロセスソリューション事業部の深尾と申します。私は入社3年目で、食品業界向けのアプリケーションをスクラッチで作っていくといったプロジェクトにずっと関わってきました。最近はパッケージ導入やデータ移行に関連する仕事も行っています。
- 橘
- リテールソリューション事業部の橘と申します。私が今かかわっているのは、小売業のディスカウント系スーパーのお客さま向け基幹システムの構築と、人事給与システムの運用保守などに携わっています。入社5年目です。
- 齋藤
- 生産技術部長の齋藤です。ソフトウェアの製品やサービスの生産技術に関する社内支援を行っています。当社の製品やサービスは幅が広く、有効な生産技術の手法は1つではないのですが、基本的な共通する部分はあるので、それを全社的に広め、品質、生産性や技術を高める活動を行っています。
- 森川
- 生産革新室長の森川です。生産革新室は去年に発足した組織です。NECのハードウェア生産工場で成果が出てきたトヨタ生産方式の「考え方」をソフトウェア開発に積極的に取り入れていくことで、品質と生産性を高め、同時に会社全体、社員ひとり一人が元気になっていくことを目指して生産革新を推進しています。
- 川崎
- ありがとうございました。今日は若い方も含めて、幅広い年齢と仕事内容の方が集まっているわけですね。さて本題に入りましょう。私事ですが、実は私の実家が材木屋を営んでいて、NECソフトの本社があるここ新木場にはとても親近感があります。そんな関係で木材の協同組合など、この地域の方々が集まる会合に参加する機会も結構あります。ところが、ソフトウェアの会社には馴染みがないせいか「NECソフトって何をやっている会社なんですか」「夜遅くまで電気がついて仕事しているみたいですね」などという話になることもあります。NECソフトが良き企業市民であるために、まず地元地域とのお付き合いからという意識を私は持っているのですが、皆さんはどう思われますか?
- 齋藤
- そうですか。以前NECソフトは社名が「日本電気ソフトウェア」だったわけですが、お年寄りから「衣料品の会社ですか」と言われたという笑い話もありました。企業市民であることの第一歩に企業の公開性ということがあると思います。「自分から発信しないと相手にわかっていただけない」ということが基本にあると思います。
- 川崎
- 社員が新木場駅とビルを毎日往き来しているけれども、木材業と違って何か商品を運び出しているわけでもないし地元の皆さんが「何をしている会社か理解できない」というのはわかる気がします。
- 森川
- 会社が新木場に来た当時、何人かで地元の材木屋さんに挨拶を兼ねた飛び込み営業に行ったこともあります。でも、売上の計算だけなら算盤で済んでしまうのも事実なわけで、私たちに何ができるのか、ITを使えばどんなメリットがあるかをきちんと説明できなくてはいけません。当時はまだ、ITについて理解していただくのは大変でした。今は時代も違うのですから、地域企業の皆さまともいいお付き合いができそうな気がします。
- 荷田
- 例えば、私たちの会社では今、社内で「見える化」を進めていますが、簡単に言えば社外にも「見える化」してしまったらどうでしょう。もしかすると、外部の目があることで、自分たちの気持ちや仕事のやり方を引き締めることにもなるのではないでしょうか。
- 川名
- そうですね。社内がどういう動きをしているのか情報を共有しようというところから始まって、社外に知ってもらうということも、コミュニケーションとして同じように重要だと思います。その際には、NECソフトが企業として誰とどうコミュニケーションを取るのか、社員共通の「思い」みたいなものが持てるといいと思います。
- 橘
- NECソフトのビジネスは、ITを通じてお客さまの価値創造を支援することなわけですが、決まった形のない価値をつくるということには、一人ひとりの「よしやってやろう」というモチベーションが必要です。私も、そのあたりを会社の理想として共有できるといいと思います。
テーマ2:情報を自ら発信していく
- 川崎
- そういう意味で、最近NECソフトが変わってきたなと思うことはありますか?
- 荷田
- 横の情報共有が上手く出来るようになっていると思います。今年に入って「見える化」が本格的に始まったのがキッカケでしょう。プロジェクトの状況が、物事がどう動いているのかが共有できている感覚があります。私の経験不足で、自分の読みから今後の展開を予測するところまではできていませんが、それでもいろいろなことがオープンになっていこうとしている予感があります。
- 齋藤
- 私が以前、大規模システムに関わっていた時は、メンバーから自分がやっている仕事がどこの部分なのか見えないので不安だと言われたことがありました。全体像が見えれば安心して仕事に没頭できるし、連携プレーがしやすくなりますね。
- 川名
- 私は入社時から営業本部に配属され、そこは比較的小さいグループで動いていることもあって、新人でも仕事の位置づけがよく把握できました。でも、SEとして働きはじめた同期の社員は違っていました。久しぶりに会って「今どんな仕事しているの?」と聞いても上手く答えられない様子でした。最近は、そういったことがなくなってきているんですね。
- 橘
- プロジェクトにはサブグループがたくさんありますが、お互いの進捗状況や最新情報はオフィスにある「見える化ボード」を見ればすぐにわかる状態です。以前のように「明日からこれやるよ」と言われて初めて「あ、そうなんだ」と気付くようなことはありません。それから、何よりも残業に対する考え方が変わってきましたね。「残業申請を出してとにかく仕事をこなす」よりは「状況を見て仕事を効率化し、残業はなるべくしない、自分の時間をもっと大切に」という風潮です。
- 深尾
- 一番わかりやすいのは定時間日(残業をせず定時に帰宅するよう推奨されている日)です。先日の定時間日、夕方5時くらいになると社員が一斉に帰っていく光景に、びっくりしてしまいました。すごく変わってきたなと思いました。ただし「定時間日だから帰らなくてはいけない」と考えるのでは意味がなくて、それでは仕事が週末にこぼれるだけです。自分がいる状況を大きい枠組みで捉えて、早めに気付いて対策を立てる。そうして、定時に帰れるようにしていくことが必要だと思います。これも見える化ですね。
- 齋藤
- 昔はなぜ見える化ができなかったのか考えてみると、きちんとデータが取れていなかったということもありますが、悪いことを報告するとそれを説明するための資料を作らなければならなかったり、余分と思われるような作業が増えたりすると思われていたことも理由でした。「どうせ怒られるなら最後に一回だけ、まとめて怒られればよい」「報告するより何とか独力で解決してしまおう」という気持ちが働いていたからだと思います。ところが、そうやって無理をすると後でかえって問題が大きくなってしまうものです。見える化によってチーム全体でどう回復できるか大局的に判断して早めに対処できるのです。
- 深尾
- ただ、見える化をするために情報をまとめる手間がかかって、仕事が増えてしまうのでは本末転倒な気もします。
- 川名
- 情報をある程度ためるためには、時間も必要になるかもしれません。あとはそのデータをどう活用するかが重要だと思います。見る方が関心を持っていないとあまり意味がありません。
- 森川
- そうですね、人間は「見たくないものは見えない」のだと思います。情報を目にしても関心がなければ、ただすり抜けてしまうだけです。自分の範囲以外のこと、外のことにも幅広く関心を持つことが大切で、そのことは組織のコミュニケーションを活性化させることにもつながるはずです。
- 齋藤
- 「見える化」が強制的、あるいは独断的であってはいけません。本当の「見える化」とは、現場の人が見えている問題を誰にもわかるようにすることです。社長や部長が現場の状況を直接つかむのは無理ですから、現場の人が自らの意思と方法で情報を発信するわけです。やらされる「見える化」はあり得ないわけですね。問題を見える化することは、現場の担当者がその権限と責任を持つということです。
テーマ3:オープンになると、いろいろなことができる
- 森川
- 多種多様なプロジェクトが走るNECソフトは「個人商店の集まり」のようだとよく言われるのですが、せっかく会社として持っている資産や技術があるのだから、それを活用すればもっと様々なことができる気がしています。会社ですから事業を通してということが第一ですが、地域とか社会とかを考えた場合、例えばITに関する啓発活動をするとか、災害時に何か役立つことができないかとかという考え方も大切です。
- 川崎
- NECソフトがせっかく新木場にいるのだから、地域のお客さまにデータセンターやASPサービスをもっと使いやすいかたちで提供する方法もあります。まず身近な方たちに価値を感じていただくわけです。
- 深尾
- 本業であるITで社会に貢献すると考えると、NECソフトは手がけている業種や業務の幅が広いですから、本当にいろいろなことができそうです。少子高齢化の時代に、人々が安心して暮らせるための仕組みを支援するシステム、介護サービスの質を高めるシステムなどもそのうちの1つだと思います。
- 齋藤
- 最近では、あまり遠くへ買い物に行けないお年寄りが増えているために、郊外型の大規模小売店より市街地の小売店で売上が伸びているといった、これまでとは違うマーケットの動きも出ているようです。人々の生活スタイルも変わる中で、お客さまが展開するビジネスも、それを支えるために私たちが提供するシステムも変わってくるわけです。環境変化に敏感になることが大事ではないでしょうか。
- 川名
- お客さまや社会にとっての価値を提供するということは、つまり新しい提案をするということです。その内容は千差万別ですから、まずはお客さまのことを、社会のことを知ってアプローチする、単純に言えば一所懸命考えることが大切なのだと思います。
- 川崎
- そのためにも、現場にいる人からの情報が共有できて、オープンな組織であることが有利ですね。見える化によって、社員の得意技が際立つ会社になるといいと思います。
- 荷田
- 私は、社内で文化祭のようなものをやったら面白いと思ったことがあります。もちろん業務上の情報を全て出せるわけではないですが、社員が今やっていること、やろうとしていることを出し合う場をつくるわけです。
- 森川
- NECソフトの中のユニークな個人やチームを支援・アピールして、そこから世の中で広く知られる有名人・有名チームが生まれていく、というのも面白いかもしれませんね。
- 橘
- どんな優良企業でも社員全員にやりがいを持たせるというのは難しいと聞いたことがありますが、私はそういう高い目標を目指してみたいですね。
- 深尾
- 私は、働く場所として居心地がいいことがまず大事だと思います。いい意味で。それは時に自分を燃え立たせることができるということも含まれるわけです。
- 川名
- そうですね。社員が「NECソフトは楽しい、面白い」と思える会社だといいと思います。何を作っている会社かということがはっきりわかると、イメージを持ちやすいですから、Webなども使って社内外の情報流通レベルが高い会社にしていきたいです。
- 齋藤
- 市場経済の視点から、「作らないことが善」ということで製造することが軽視された時期がありました。、それも大事なことではありますが、それでよいのでしょうか。当社は、ソフトウェアの会社なので、作ることの喜びとか楽しさを実感できる会社でありたいですね。汗水を流して、お客さまが付加価値を創造できるような差別化したシステムをお客さまと一体となって作り出し、社会に役立てていただく、こんな光栄なことはないはずです。

「マイペースがキャラクターになっている、2人兄弟の長男です。材木屋の息子として、ぜひ会社がある新木場でITを使った地域貢献をしたいです」
- モデレーター
- 営業本部
- リーダー
- 川崎 貴夫

「趣味だから何かを極めるというよりは自然体でいたいですね。ギターを弾いたりして、その時々の気持ちに合ったことを楽しみます」
- 生産技術部長
- 齋藤 慎司

「普段は机に向かう仕事が多いので休みには体を動かします。水泳、ジム通い、川沿いのジョギングなんかも、かなり続けています」
- 生産革新室長
- 森川 直昭

「定時間日ができて、時間の有効活用を意識するようになりました。関心を持ったことにアグレッシブにトライする感覚ですね」
- 営業本部
- 川名 彩

「小さい頃からずっと楽器をやっています。今でも楽団に入ってバイオリンやクラリネットを演奏するのですが、週一回の練習は生活のいいリズムになります」
- リテールソリューション事業部
- 橘 佑典

「最近、週末にバトミントンをやるようになりました。普段の職場と違ういろいろな人が集まるので、仕事と関係ない話も楽しんでいます」
- 製造プロセスソリューション事業部
- 深尾 晴香

「大学の友人とよくゴルフの打ちっ放しに行きます。軽く汗を流して、終わったら当然飲みますね。上司とも、たまには深く飲んで深い話をします」
- 製造プロセスソリューション事業部
- 荷田 雄太














